有限会社弦月商運
「小規模事業者でも、客先の電話番号を社用携帯で扱っていたらMDMはおすすめ」 運送会社が語る活用方法とは
- 社用携帯を導入するにあたって、電話帳を共有したい。
- しっかりとしたセキュリティ面を確保したい。
- 客先の電話番号を含む社用携帯のセキュリティ対策ができた。
- 従業員が増えた際の、社用携帯の管理が楽になった。
本社営業所 所長 吉田 智秋 様
西日本を中心に事業を展開する運送会社である弦月商運様。愛知に事務所を構え、従業員数は10名(2024年7月現在)です。 今回、社用携帯の導入にあたり、客先の電話番号を共有したいという要望があり、また、客先の電話番号を登録するにあたってはセキュリティに配慮したいという考えから、MDMの導入を検討しました。 その結果、金額感と機能がマッチしたことから「Optimal Biz」を採用。今回は、社用携帯導入前の課題感、導入時の問題、そして導入後の効果について、本社営業所 所長 吉田 智秋氏にお話を伺いました。
社用携帯を導入するにあたって、セキュリティ面が課題に
-貴社の事業内容について教えてください。
当社は運送業を主軸に据え、エンジン内部やねじなどの自動車関連部品の材料を主に運送しております。
また、ユンボなどの建設重機を運送する部門も設けています。
運送エリアは主に大阪~愛知で、稀に長野、山梨、神奈川、埼玉へも配送を行っております。
-吉田様の業務内容および、今回の導入プロジェクトにおける立場を教えてください。
私は本社営業所の所長を務めています。
普段の業務は主に配車が中心で、その他にも事務・経理・請求関連の業務を担当しています。
今回のプロジェクトでは、プロジェクトリーダーとして関与しました。
-導入以前の課題感について教えてください。
創業当初からドライバー間や、事務所とドライバー間の連絡は、ドライバーの個人所有の携帯端末を利用していました。その結果、電話代については、私用と業務用の通話の区別を証明することが手間となり、ドライバーが負担していました。また、客先の電話番号を個人の端末に保存することになり、その人が退職すると管理できなくなるという課題もありました。世の中の流れとしても社用携帯の導入が一般的になり、今回、社用携帯を導入することにしました。
社用携帯を配布する際に、管理ソフトの導入について、最初は考慮していませんでした。
先ほどの課題から「電話帳の共有をしたい」というのが一番にありました。
「コスト面でも機能面でも満足したため採用しました」
-「Optimal Biz」を選定した理由、製品選定時に重視したポイント、採用までの経緯を教えていただけますか?
「電話帳の共有」というキーワードで、最初はアプリストアでアプリを探していましたが、「信頼できる企業が運営しているアプリが良い」「管理するなら紛失対策が必要」「今後、従業員が増えた時に管理しやすくしたい」という考えが出てきました。そこで取引先であるベルパーク様に相談したところ、「Optimal Biz」を紹介いただき、2024年の3月頃から商談を進めました。
その結果、価格面でも問題なく、内容的にも多機能で、求めていた機能がしっかりとカバーされていたため、他社と比較することなく「Optimal Biz」を採用しました。商談開始から導入開始までは3か月程度でした。
-社用携帯の導入に社員からの抵抗はありましたか? 今回はAndroid端末の配布となりましたが、私自身、iPhoneユーザーだったのでやはり使い勝手が異なると感じます。私物と会社用と、2台持ちになる手間もあります。ただ正直、社員には慣れてもらうしかないと思っています。幸い、ドライバーの平均年齢は42歳と業界でも比較的若い世代が多く、Android端末を導入することへの抵抗は少なかったです。
-MDMの設定をする上での苦労はありましたか? 個人的には特に難しくは感じませんでした。PC操作に対する苦手意識がなかったのが大きいかもしれません。苦労を挙げるとすれば、マニュアルの閲覧です。ページ数もあり、専門用語が多く、何を指しているのかわからない箇所もありました。そのため、丁寧な注釈があると、よりわかりやすくなるのではと思いました。
社長いわく「進んでいる会社っぽくなった」
-実際の業務で、「Optimal Biz」はどのように使われていますか? 現在、Android端末は10台契約し、ドライバー9名と私が使用しています。位置情報の把握が主な使い方です。また、使用可能なアプリは初期設定で制限しています。現在許可しているのは、LINEとGoogle関連、そして高速道路の渋滞情報アプリです。ドライバーには「必要なアプリがあれば連絡してください」と伝えています。また、課題として挙げた「電話帳の共有」については、「連絡先情報設定」(Android端末に、管理サイトから一括で連絡先を登録できる機能)を活用しています。
-導入により、課題はどのように解決されましたか? 社用携帯を配布することで、従業員の電話代の負担を軽減できました。MDMの導入による効果は、客先の電話番号が入っている端末のセキュリティ面を確保できたことと、管理が容易になったことです。 社長に導入効果を聞いたら、「進んでいる会社っぽくなった」と笑って答えていました。
-上記の課題解決以外に、導入によって感じている効果があれば教えてください。 これまでドライバーの現在位置情報の確認は毎日電話で行っていましたが、それが、電話することなく、PC操作のみで可能になりました。1回あたり約3分の通話が、1分以下の操作に短縮されました。月間稼働日が平均20日なので、合計で40分の短縮になりました。
-今後どのように活用していきたいですか。
「Optimal Biz」でできることが多すぎて、何が便利に活用できるのか、まだピンときてないというのが正直なところです。
緊急時のセキュリティ対策としては、幸いまだ起こっていないですが、紛失・盗難時のリモートロックなどを利用できると思います。
また、車内への置き忘れが検知できると便利だと思います。「MAMORIO Biz」という紛失対策ソリューションもあるということなので興味があります。
-どのような企業に勧めたいですか。 同じような小規模事業者で、さまざまな客先の電話番号を、個人端末で扱っている企業におすすめします。私たちのような運送業でなくても、営業活動で客先の電話番号や個人情報を登録しなければならない企業にとって、有効な選択肢となると思います。
有限会社弦月商運
(愛知県春日井市 代表取締役 浅井 祐介 2000年 5月設立)
弦月商運は日本のものづくりをリードする自動車産業を支えます。シャフト、スプリングなどの素材となる鋼材・鉄鋼製品の輸送をリードし、四半世紀。CASEに代表される自動車業界の変化を敏感に感じ、荷物の特性に合わせた物流をアレンジします。弦月商運は鋼材・鉄鋼製品輸送のスペシャリストとして、業界の新しい効率化を提案します。
株式会社ベルパーク(導入サポート企業)
(東京都千代⽥区 代表取締役社長 ⻄川 健⼟ 1993年 2⽉設立)
株式会社ベルパークは、情報通信機器等の販売及びサービスを提供する独立系の携帯電話販売代理店です。有限会社弦月商運様向けに、Optimal Biz の導入・運用サポートを行っています。
「キャリアショップ事業」と「法人ソリューション事業」の2つの事業を展開しており、法人ソリューション事業では、法人のお客様向けに携帯電話サービス、各種ソリューションサービスを提供しております。お客様のビジネスのさらなる発展をサポートするため、法人携帯の導入やコスト削減のご相談、テレワーク導入の支援から業務全体の効率化のご提案まで、顧客志向の幅広いサービスを展開しております。